“暗渠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あんきょ87.5%
あんきよ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
銅の雨樋から落ちた水が、御影みかげで畳んだ見事な暗渠あんきょの中にチョロチョロと落ちて行くのを見て、平次は思わず歓声を挙げたのです。
古本屋の店は、山谷堀さんやぼりの流が地下の暗渠あんきょに接続するあたりから、大門前おおもんまえ日本堤橋にほんづつみばしのたもとへ出ようとする薄暗い裏通に在る。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
平次の言葉を待つまでもなく、石臼の下には一枚板があつて、それを擧げると、その下は大きな木の暗渠あんきよ——昔は坂上の水を引いたらうと思ふやうなのが現れました。
暗渠あんきよの中には千兩箱が五つ、いや六つ、七つまで、累々るゐ/\と押込んであるではありませんか。