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渋江抽斎
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しぶえちゅうさい
ふりがな文庫
“
渋江抽斎
(
しぶえちゅうさい
)” の例文
そう思うと、心の底からおかしさが込み上げてきたよ。
渋江抽斎
(
しぶえちゅうさい
)
は
鰻酒
(
うなぎざけ
)
というものを発明したそうだが、おれの南蛮渋茶の方がうわ手だな。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
三十七年如一瞬
(
さんじゅうしちねんいっしゅんのごとし
)
。
学医伝業薄才伸
(
いをまなびぎょうをつたえてはくさいのぶ
)
。
栄枯窮達任天命
(
えいこきゅうたつはてんめいにまかす
)
。
安楽換銭不患貧
(
あんらくぜににかえひんをうれえず
)
。これは
渋江抽斎
(
しぶえちゅうさい
)
の述志の詩である。
想
(
おも
)
うに
天保
(
てんぽう
)
十二年の暮に作ったものであろう。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
が、その口の
端
(
はた
)
から
渋江抽斎
(
しぶえちゅうさい
)
の写した古い武鑑(?)が手に入ったといって歓喜と得意の色を漲らした。
鴎外博士の追憶
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
森先生の
渋江抽斎
(
しぶえちゅうさい
)
の伝を読んで、抽斎の一子
優善
(
やすよし
)
なるものがその友と
相謀
(
あいはか
)
って父の蔵書を持ち出し、酒色の資となす記事に及んだ時、わたしは自らわが過去を顧みて
慚悔
(
ざんかい
)
の念に
堪
(
た
)
えなかった。
梅雨晴
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
渋江抽斎
(
しぶえちゅうさい
)
がこの木を愛していた。転居するおりには、いつでも掘り起して持って行き、そこに移しうえた。木はそれでも枯れずにいた事は、鴎外の抽斎伝に中に書いてある。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
▼ もっと見る
彼
(
かの
)
学者の
渋江抽斎
(
しぶえちゅうさい
)
、書家の市河米庵、ないし狂歌師仲間の
六朶園
(
ろくだえん
)
荒井雅重、家元仲間の三世清元延寿太夫等と同じく、
虎列拉
(
コレラ
)
に冒されたのかも知れない。諸持は即ち初代宇治紫文である。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
渋
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
江
常用漢字
中学
部首:⽔
6画
抽
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
斎
常用漢字
中学
部首:⽂
11画
“渋江”で始まる語句
渋江村
渋江
渋江典膳