“清隠”の読み方と例文
読み方割合
せいいん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……むしろこうなる上は、かれらがそもなんのためにかかるわざをなして、清隠せいいんの閑居に祟りをなすか、しずかにそれをながめていようぞ
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし、禅家の門には、また禅家の安息とへいがある。それに馴れると、奮然、またわらじを穿いて、勝敗の中へとび出して行く。清隠せいいんの門から市塵の中へ。
剣の四君子:05 小野忠明 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
にもかかわらず、この清隠せいいんの一高士こうしのまわりには、なんとなく去来する暗雲のようなものが感じられた。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)