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深山榛
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みやまはんのき
ふりがな文庫
“
深山榛
(
みやまはんのき
)” の例文
登り詰めると頭の上にのし懸った崖の下を横に搦んで、馬の脊に似た岩の腹に突き当る。
深山榛
(
みやまはんのき
)
や根曲り竹が一面に叢生して、どう蹈み込んだものか勝手が知れない。
黒部川奥の山旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
眺望がないので足の進みもおのずと早い。傾斜が次第に緩くなって、雪が絶えると
深山榛
(
みやまはんのき
)
、
七竈
(
ななかまど
)
、白樺などの生えた草地に、紅花イチゴ、
日光黄菅
(
にっこうきすげ
)
などが咲いていた。
黒部川を遡る
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
角
(
つの
)
ぐむ草の芽立ちがほの紅く匂ったりして、登山者の目を楽しませ、近くの
岳樺
(
だけかんば
)
や
深山榛
(
みやまはんのき
)
の
矮
(
ひく
)
い林の中では、鶯、駒鳥、
大瑠璃
(
おおるり
)
其他の小鳥が囀り交わして、快い響を漂わしている。
山の魅力
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
雪が尽きると谷は
俄
(
にわか
)
に蹙まり、竪樋のように急峻となったので、左側の尾根に移り、丈の高い偃松に交って
岳樺
(
だけかんば
)
や
七竈
(
ななかまど
)
、
深山榛
(
みやまはんのき
)
などが灌木状に密生している中を押し分け掻き分け攀じ上った。
北岳と朝日岳
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
やがて偃松が終って岳樺や
深山榛
(
みやまはんのき
)
などの林の中を暫く下ると小屋に達する。
朝香宮殿下に侍して南アルプスの旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
深
常用漢字
小3
部首:⽔
11画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
榛
漢検準1級
部首:⽊
14画
“深山”で始まる語句
深山
深山木
深山幽谷
深山路
深山竜胆
深山薄雪草
深山笹
深山鳥
深山辺
深山小田巻草