“深処”のいろいろな読み方と例文
旧字:深處
読み方割合
しんしょ50.0%
ふかみ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
詩歌の本流というものもちょうどこうした深処しんしょにあってかすかに、力強く流るるものだ。この本流のまことの生命力を思わねばならない。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
池上と、兵頭との輦台が、急に深処ふかみへ入ったらしく、人足達は乳の下まで水に浸して、速度がぐっと落ちた。その時に最先の侍の輦台が、池上の輦台の間近まで勢いよく突進して来た。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)