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淡海
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おうみ
ふりがな文庫
“
淡海
(
おうみ
)” の例文
この短歌の意味は、
相坂
(
おうさか
)
(逢坂)山を越えて、
淡海
(
おうみ
)
の湖水の見えるところに来ると、
白木綿
(
しらゆう
)
で作った花のように白い浪が立っている、というので、大きい流動的な調子で歌っている。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
おきて 青によし
平山
(
ならやま
)
越えて いかさまに 思ほしけめか
天
(
あま
)
さかる
夷
(
ひな
)
にはあれど
石走
(
いわばし
)
る
淡海
(
おうみ
)
の国の ささなみの 大津の宮に 天の下 知ろしめしけむ すめろぎの 神のみことの 大宮は ここと聞けども 大殿は ここといえども
霞
(
かすみ
)
立つ
春日
(
はるひ
)
かきれる
夏草香
(
なつくさか
)
繁
(
しげ
)
くなりぬる ももしきの
大宮処
(
おおみやどころ
)
見ればかなしも。
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
一首の意は、
淡海
(
おうみ
)
の湖に、その湖の夕ぐれの浪に、千鳥が群れ啼いている。千鳥等よ、お前等の啼く声を聞けば、
真
(
しん
)
から心が
萎
(
しお
)
れて、昔の都の栄華のさまを偲ばれてならない、というのである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
淡
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
“淡海”で始まる語句
淡海公
淡海節
淡海路
淡海真人三船