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浅見
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せんけん
ふりがな文庫
“
浅見
(
せんけん
)” の例文
彼らのあとにつづいてる群集の大部隊は、兇暴で不確信で
浅見
(
せんけん
)
だった。その大多数の者は、流れが今はそれらの理想郷へ向かってるからというので偶然に信じてるのだった。
ジャン・クリストフ:11 第九巻 燃ゆる荊
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
質子
(
ちし
)
としてさし出してあるわが子の松千代を斬らせ、その首を安土に見たという事実を聞かされたときは、親心として、また余りに自分を知ってくれない
浅見
(
せんけん
)
のひと心に対して
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もしまた俳句漢詩等にも和歌より善き者あり、和歌にも俳句漢詩等より
悪
(
あし
)
き者ありといふならば、和歌ばかりが一番善きにてもあるまじく候。歌よみの
浅見
(
せんけん
)
には今更のやうに
呆
(
あき
)
れ申候。
歌よみに与ふる書
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
「それは
浅見
(
せんけん
)
じゃ、やがて御当家は御
取潰
(
とりつぶ
)
し、これは免れぬ御運じゃ」
討たせてやらぬ敵討
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
その折、貴公をいさめたのは、貴公のそうした
浅見
(
せんけん
)
を
誡
(
いまし
)
めたのだ。……今日、それを口実に、最後の一挙から逃げるとは余りに性根のない心底が見えすぎて、むしろ
愍然
(
びんぜん
)
を感じる。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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もしまた俳句、漢詩等にも和歌より善きものあり和歌にも俳句、漢詩等より
悪
(
あし
)
きものありというならば和歌ばかりが一番善きにてもあるまじく候。歌よみの
浅見
(
せんけん
)
には今更のように
呆
(
あき
)
れ申候。
歌よみに与ふる書
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
という
浅見
(
せんけん
)
を深い諦観みたいにみな持ちだした。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
浅
常用漢字
小4
部首:⽔
9画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
“浅見”で始まる語句
浅見景蔵
浅見三四郎