“泥長靴”の読み方と例文
読み方割合
どろながぐつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
煙突と工場と、さうして労働者の群がつてゐる、あのにぎやかでさびしい街に、私は私の住居を見つけた。私の泥長靴どろながぐつをひきずりながら、まいにちあの景色の中を歩いてゐた。何といふ好い町だらう。
田舎の時計他十二篇 (新字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)