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法華寺
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ほっけじ
ふりがな文庫
“
法華寺
(
ほっけじ
)” の例文
前岸の樹木の間には黒い大きな瓦屋根が
微
(
かすか
)
に黒く見えていた。それは日蓮宗
法国寺
(
ほうこくじ
)
に属する
法華寺
(
ほっけじ
)
の別院であった。他の二人の眼もちらとそれに往った。
赤い土の壺
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
白い橋が
架
(
かか
)
っている。その橋の向うは、
郊外
(
こうがい
)
らしい安料理屋が軒を並べていて、
法華寺
(
ほっけじ
)
があると云う事であった。
清貧の書
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
法華寺
(
ほっけじ
)
の
境内
(
けいだい
)
に
光明皇后施浴
(
こうみょうこうごうせよく
)
の伝説を負うた浴室がある。いわゆるカラ風呂である。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
それにもう一つ、貞阿にとって全くの闇中の
飛礫
(
ひれき
)
であったのは、去年の夏この土地の
法華寺
(
ほっけじ
)
に尼公として入られた鶴姫のことが、いたく主人の好奇心を
惹
(
ひ
)
いているらしいことであった。
雪の宿り
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
有王 姫君さまはこの世をはかなみ奈良の
法華寺
(
ほっけじ
)
にて
尼
(
あま
)
になって、母上や若君の
菩提
(
ぼだい
)
をとむろうていられましたが、去年の秋の暮れふとおゆくえがわからなくなり、手をわけて捜しましたところ。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
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それにもう一つ、貞阿にとつて全くの闇中の
飛礫
(
ひれき
)
であつたのは、去年の夏この土地の
法華寺
(
ほっけじ
)
に尼公として入られた鶴姫のことが、いたく主人の好奇心を
惹
(
ひ
)
いてゐるらしいことであつた。
雪の宿り
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
“法華寺”の解説
法華寺(ほっけじ)は、奈良県奈良市法華寺町にある光明宗の本山の寺院。山号はなし。本尊は十一面観音。開基は光明皇后である。奈良時代には日本の総国分尼寺とされた。元は真言律宗に属したが、1999年(平成11年)に同宗を離脱し、光明宗と称する。
(出典:Wikipedia)
法
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
華
常用漢字
中学
部首:⾋
10画
寺
常用漢字
小2
部首:⼨
6画
“法華寺”で始まる語句
法華寺村