“ほっけじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
法華寺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それにもう一つ、貞阿にとって全くの闇中の飛礫ひれきであったのは、去年の夏この土地の法華寺ほっけじに尼公として入られた鶴姫のことが、いたく主人の好奇心をいているらしいことであった。
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
有王 姫君さまはこの世をはかなみ奈良の法華寺ほっけじにてあまになって、母上や若君の菩提ぼだいをとむろうていられましたが、去年の秋の暮れふとおゆくえがわからなくなり、手をわけて捜しましたところ。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
それにもう一つ、貞阿にとつて全くの闇中の飛礫ひれきであつたのは、去年の夏この土地の法華寺ほっけじに尼公として入られた鶴姫のことが、いたく主人の好奇心をいてゐるらしいことであつた。
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)