トップ
>
法庭
>
ほうてい
ふりがな文庫
“
法庭
(
ほうてい
)” の例文
ミュンステルベルグと云う学者の家に賊が入った
引合
(
ひきあい
)
で、他日彼が
法庭
(
ほうてい
)
へ呼び出されたとき、彼の陳述はほとんど事実に相違する事ばかりであったと云う話がある。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ナポレオンでも、アレキサンダーでも勝って満足したものは一人もないんだよ。人が気に喰わん、喧嘩をする、先方が閉口しない、
法庭
(
ほうてい
)
へ訴える、法庭で勝つ、それで落着と思うのは間違さ。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
心を
判然
(
はっき
)
と外に
露
(
あら
)
わさぬうちは罪にはならん。取り返しのつく
謎
(
なぞ
)
は、
法庭
(
ほうてい
)
の証拠としては薄弱である。何気なく、もてなしている二人は、互に何気のあった事を黙許しながら、何気なく安心している。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
法
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
庭
常用漢字
小3
部首:⼴
10画
“法”で始まる語句
法衣
法
法螺
法度
法被
法華経
法体
法師
法会
法華