法典ほうてん)” の例文
そこは下総国しもうさのくに行徳村からざっと一里程ある寒村だった。いや村というほどな戸数こすうもない。一面にしのあしや雑木の生えている荒野こうやであった。里の者は、法典ほうてんはらといっている。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)