“治六”の読み方と例文
読み方割合
じろく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次郎左衛門じろざえもん野州やしゅう佐野の宿しゅくを出る朝は一面に白い霜がりていた。彼に伴うものは彼自身のさびしい影と、忠実な下男げなん治六じろくだけであった。彼はそのほかに千両の金と村正むらまさの刀とを持っていた。
籠釣瓶 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)