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河靄
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かわもや
ふりがな文庫
“
河靄
(
かわもや
)” の例文
夕方になって合歓の花がつぼみかかり、船大工の
槌
(
つち
)
の音がいつの間にか消えると、青白い
河靄
(
かわもや
)
がうっすり漂う。
老妓抄
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
材木町の
河岸
(
かし
)
に立った腰を屈めて窺う夜空の下、垂れ
罩
(
こ
)
めた
河靄
(
かわもや
)
のなかを対岸北条、秋山、松平の屋敷屋敷の
洩灯
(
もれび
)
を受けて、真黒な物が水に押されて行くのが見える。
早耳三次捕物聞書:02 うし紅珊瑚
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
河靄
(
かわもや
)
が立ち籠めてきた河岸通りの店々が、早く表戸を降している通りへ私は出た。
河明り
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
河
常用漢字
小5
部首:⽔
8画
靄
漢検1級
部首:⾬
24画
“河”で始まる語句
河岸
河
河童
河内
河豚
河原
河鹿
河馬
河水
河獺