河縁かはぶち)” の例文
その蔭にあたる河縁かはぶちには急ごしらへのバラック建が点々としてゐた。それは工夫小屋だつた。鉄道工事がつい二三ヶ月前からはじまつたのである。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
現代仏蘭西の文豪アナトオル・フランスは友達が寄贈して呉れた書物はろくに読みもしないで、セエヌ河の河縁かはぶちにある古本屋に売り飛ばしてしまふといふ事だ。そしてひとが訊くと