河添かはぞひ)” の例文
夏の炎天神田かんだ鎌倉河岸かまくらがし牛込揚場うしごめあげば河岸かしなどを通れば、荷車の馬は馬方と共につかれて、河添かはぞひの大きな柳の木のしたに居眠りをしてゐる。
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
河添かはぞひの道のかたへのあしの葉は、緑凉しく燃えさかる。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
河添かはぞひ旅籠屋はたごやさびし
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
眠れる如くうつろひて、河添かはぞひ馬道めだう開けたり。
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
眠れる如くうつろひて、河添かはぞひ馬道めどう開けたり。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)