“沢市”の読み方と例文
旧字:澤市
読み方割合
さわいち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「人間には嬉し泣きってものがある。松王まつおうに泣き笑いがあるように、壺坂つぼさかたに沢市さわいちとおさとに嬉し泣きをさせたら何うだろうと思う」
心のアンテナ (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「心に悶えがあったればこそ、座頭の沢市さわいちは三味線を弾いて、小唄をうたったじゃアありませんか」
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
壺阪では先年沢市さわいちの何百年遠忌おんきだかを営んだ。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)