“水瓜”の読み方と例文
読み方割合
すいか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夕飯過に、三吉は町から大きな水瓜すいかを買って戻って来た。思いのほかお俊も元気なので、叔父は安心して、勉めてくれる娘達を慰めようとした。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
コロロフォルムを嗅がして置いて枕の上に混沌としているやつを、水瓜すいかを割るように斧でざっくり遣る手口、コウツもヘルグラインも耐ったものではない。
斧を持った夫人の像 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
それからよこの方へ少しまがったように見えましたが、たちまち山が水瓜すいかを割ったようにまっ二つに開き、黄色や褐色かっしょくけむりがぷうっと高く高く噴きあげました。