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水気
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みづけ
ふりがな文庫
“
水気
(
みづけ
)” の例文
旧字:
水氣
婆さんに聞いて見ると、頗る
水気
(
みづけ
)
の多い、旨ひ蜜柑ださうだ。今に
熟
(
うれ
)
たら、たんと召し上がれと云つたから、毎日少し宛食つてやらう。もう三週間もしたら、充分食へるだらう。
坊っちやん
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
塩引鮭の
肉汁
(
スウプ
)
といふのは、名前通りに塩鮭の切身をとろ火で煮出した汁である。手つ取り早く言ふと安官吏の
油汁
(
あぶらじる
)
のやうに脂つ気の薄い、
鹹
(
しよ
)
つぱい
水気
(
みづけ
)
沢山
(
たくさん
)
なものだが、訥子は
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
指触れば
水気
(
みづけ
)
ふくみゐて光る
忘春詩集:02 忘春詩集
(新字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
水気
(
みづけ
)
のない
南洋館
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
だが、さる
物識
(
ものしり
)
の説によると、基督が言つたやうに人は
麺麭
(
パン
)
のみで生きるものでないと同じく、鼠も米のみで生きる事は出来ない。人間に宗教が要るやうに、鼠には
水気
(
みづけ
)
のある菜つ葉が必要だ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“水気”の意味
《名詞》
湿り気。
水煙。水蒸気。
水腫。
(出典:Wiktionary)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“水気”で始まる語句
水気魚陰