水巴すいは)” の例文
俳人側においても中野三允さんいん氏が催しの祝賀会は、牛込の清風亭で開かれ、渡辺水巴すいは氏の曲水吟社で催しの会は上野の花山亭で
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
会者、鳴雪、碧童、癖三酔、不喚楼、雉子郎きじろう、碧梧桐、水巴すいは松浜しょうひん、一転等。
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
俳人渡辺水巴すいは氏は省亭画伯の令息で、正月のカルタ遊びなどにはよく来られたものである。もう夢のような追憶であるからおぼつかない点もあるが、水巴は俳人、茂吉は歌人となったわけである。
三筋町界隈 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
春寒く咳入せきい人形遣にんぎょうづかひかな 水巴すいは
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)