水中すゐちゆう)” の例文
その総滝そたきとは川はゞはおよそ百けんちかくもあるべきに、大なる岩石竜がんぜきりやうふしたるごとく水中すゐちゆうにあるゆゑに、おとしくる水これにげきして滝をなす也。
水中すゐちゆうよりあをき火閃々ひら/\ともえあがりければ、こは亡者まうじや陰火いんくわならんと目をとぢてかねうちならし、しばらく念仏して目をひらきしに、橋の上二けんばかりへだて
こは水中すゐちゆう死骸しがいをもとむるじゆつなるを雪にもちひしは応変おうへんの才也しと、のち/\までも人々いひあへり。