気支きづかえ)” の例文
それについては郷里くにの方へ何といって返事を出したらいいか、その事にくるしんでいる。尋常一様の返事ではとても承知する気支きづかえがなし。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
... 幾日待っていても癒る気支きづかえがないよ」大原「イヤハヤ驚いたね、僕は養生のために我慢して流動物ばかり飲んだ」中川
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
妹「もしや外で晩の御飯を召上っていらっしゃるといけませんね。呼びにお上げなすったら如何いかがです」兄「まだ下宿屋生活をしている人物だから今頃うちにいる気支きづかえがない。 ...
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)