気噴いぶき)” の例文
旧字:氣噴
「吹きうつる気噴いぶきのさ霧に」、万葉に、「君がゆく海べの屋戸に霧たたばが立ち嘆くいきと知りませ」(巻十五・三五八〇)、「わが故に妹歎くらし風早かざはやの浦のおきべに霧棚引けり」(同・三六一五)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)