毒粉どくふん)” の例文
その口からとびだしたのは、きたないかみつぶしではなくて、美しい一毒蝶どくちょう、ヒラヒラと毒粉どくふんを散らした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かねて果心居士かしんこじにおしえられてあった破術遁明はじゅつとんめいの急法をおこない、蝶群ちょうぐんの一かくをやぶって、三に、わしを飛ばそうとすると、クロは白蝶群はくちょうぐん毒粉どくふん眩暈よって、つばさを弱められ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)