モガリ)” の例文
「これでは、あまり寒々としてゐる。モガリの庭のヒツギにかけるひしきもの—喪氈—、とやら言ふものと、見た目にかはりはあるまい。」
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
「これでは、あまり寒々としてゐる。モガリの庭のヒツギにかけるひしきもの—喪氈—、とやら言ふものと、見た目にかはりはあるまい。」
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
「これでは、あまり寒々としてゐる。モガリの庭のヒツギにかけるひしきもの—喪氈—、とやら言ふものと、見た目にかはりはあるまい。」
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
(この片岡は非常に拡がつて、地名にまでなつてゐる。)一時的の喪を、モガリといふのも、の逆である。形容詞がすべて下へ附いてゐる。
古代中世言語論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
死人の魂の発散を防ぐ為、ある時期の間は、モガリに、野送りに、墓の上に、常べつたりの招魂の道具として、くさ/″\の染め木綿の幡を立てたのである。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
池上の堤で命召されたあのお方のムクロを、罪人にモガリするは、災の元と、天若日子アメワカヒコの昔語りに任せて、其まゝ此處にお搬びなされて、おけになつたのが、此塚よ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
池上の堤で命召されたあのお方のムクロを、罪人にモガリするは、災の元と、天若日子アメワカヒコの昔語りに任せて、其まゝ此處にお搬びなされて、おけになつたのが、此塚よ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
池上の堤で命召されたあのお方のムクロを、罪人にモガリするは、災の元と、天若日子アメワカヒコの昔語りに任せて、其まゝ此処ココにおハコびなされて、おけになつたのが、此塚よ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
が、私はわが国のモガリの風を洗骨に由来するものと考へて居る。今も佐賀県鹿島町の辺に、洗骨を行ふ村がある位である。南島と筋を引く古代人の間に、此風がなかつたものとも思はれない。
餓鬼阿弥蘇生譚 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)