“死訣”の読み方と例文
読み方割合
しにわか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生家さとでは二三年のあいだ家を離れて、其方そっちこっち放浪して歩いていた兄が、情婦おんな死訣しにわかれて、最近にいた千葉の方から帰って来ていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
八九年前に、効性かいしょものの妻に死訣しにわかれてから、酒飲みの父親は日に日に生活がすさんで行った。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)