“死角”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しかく50.0%
デットアングル50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
息はつめて死角しかくむかふ敵味方このるゐの中に敢て憎みし
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
朝日岳と本山をつなぐ雪の頂稜を、駆けるように渡りきって、本山の脇腹——烈風の死角デットアングルに逃げ込んで、初めてゆるやかに息を吐く……。四辺はすでにたえなる天上の大花園だ。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)