“死の舞踏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ダンスマカブル50.0%
トーテン・タンツ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私のは「死の舞踏ダンスマカブル」の楽譜の上に釘付けにされ、私の手は、私の意志には関係なく、ピアノの上を嵐のように狂奔していたのです。
死の舞踏 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
主人の佐良井金三、私の叩き続けるピアノの音につれて、忌わしい、醜い「死の舞踏ダンスマカブル」を必死となって踊り続けて居るのです。
死の舞踏 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「ああ、驚くべきじゃないか。これは、ホルバインの『死の舞踏トーテン・タンツ』なんだよ。しかも、もう稀覯きこうに等しい一五三八年里昂リオンの初版なんだ」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
つまり、このディグスビイの呪詛じゅそと云うのは、『死の舞踏トーテン・タンツ』に記されている、奢那教徒は地獄の底に横たわらんジャイニスツ・アンダーライ・ビロウ・インフェルノ——の本体なんだよ
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)