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武者顫
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むしゃぶる
ふりがな文庫
“
武者顫
(
むしゃぶる
)” の例文
八五郎は
武者顫
(
むしゃぶる
)
いのようなものを感じました。強敵お狩場の四郎にまた逢える期待が、何かしらこう五体の
肉
(
ししむら
)
をうずかせるのです。
銭形平次捕物控:103 巨盗還る
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ブルッと
武者顫
(
むしゃぶる
)
いをした時である。前方の繁った木立を抜き、
颯
(
さっ
)
と走り出た人影があった。
怪しの館
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「兄貴は
愈々
(
いよいよ
)
本気だな——」そう思うと、一と掴みほどの汚い少年の前に居る足の勇も、何んとなく
武者顫
(
むしゃぶる
)
いらしいものを感ずるのでした。
流行作家の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
数馬はにわかに
武者顫
(
むしゃぶる
)
いしたが
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
猛烈な闘争心が、
武者顫
(
むしゃぶる
)
いになって八五郎の五体を走ると、役目柄の勇気が、
勃然
(
ぼつぜん
)
として奮い起ります。
銭形平次捕物控:126 辻斬
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
八五郎は両手を
揉
(
も
)
みました。相手が綺麗なだけに、何か
武者顫
(
むしゃぶる
)
いみたいなものを感じます。
銭形平次捕物控:080 捕物仁義
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
そう言われなくてさえ、張り切った若駒のように飛出そうとしている平次、いよいよ怪盗風太郎と、人交えもせずに最後の腕比べをしてやろうと思うと、思わず
武者顫
(
むしゃぶる
)
いが全身を走ります。
銭形平次捕物控:003 大盗懺悔
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
爺やの友吉までが
武者顫
(
むしゃぶる
)
いをして起ち上がりました。
銭形平次捕物控:115 二階の娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
武
常用漢字
小5
部首:⽌
8画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
顫
漢検1級
部首:⾴
22画
“武者”で始まる語句
武者振
武者
武者溜
武者輩
武者小路実篤
武者所
武者絵
武者窓
武者修行
武者小路