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正直正太夫
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しょうじきしょうだゆう
ふりがな文庫
“
正直正太夫
(
しょうじきしょうだゆう
)” の例文
奥山閣から——花屋敷とよばれた中にあった、宇治の
鳳凰堂
(
ほうおうどう
)
のような五層楼——凌雲閣を
睨
(
にら
)
む人に
正直正太夫
(
しょうじきしょうだゆう
)
の
緑雨醒客
(
りょくうせいきゃく
)
のあるのも面白い。
田沢稲船
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
ある日、わたしは
斎藤
(
さいとう
)
さんとむかいあってすわっていました。斎藤さんは号を
緑雨
(
りょくう
)
といい、別に
正直正太夫
(
しょうじきしょうだゆう
)
ともいって、筆とり物を書く上ではわたしたちの先輩にあたりました。
力餅
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
それをば
正直正太夫
(
しょうじきしょうだゆう
)
という当時の批評家が得意の Calembour を用いて「先生の染めちがえは
染
(
そめ
)
ちがえなり。」と
罵
(
ののし
)
った事をも私は明治小説史上の逸話として面白く記憶している。
夏の町
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
枝は折れよと根は折れぬ(
正直正太夫
(
しょうじきしょうだゆう
)
)
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
とあるは、柳村、
敏
(
びん
)
博士のことである。その他に一葉の周囲の男性は、
戸川秋骨
(
とがわしゅうこつ
)
、島崎藤村、星野
天知
(
てんち
)
、関
如来
(
にょらい
)
、
正直正太夫
(
しょうじきしょうだゆう
)
、村上
浪六
(
なみろく
)
の諸氏が足近かった。
樋口一葉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
正
常用漢字
小1
部首:⽌
5画
直
常用漢字
小2
部首:⽬
8画
正
常用漢字
小1
部首:⽌
5画
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
“正直正”で始まる語句
正直正銘
正直正當