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歓心
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かんしん
ふりがな文庫
“
歓心
(
かんしん
)” の例文
けれど、表面はあくまでも、互いに、相手の
歓心
(
かんしん
)
を求め、どちらも
謙譲
(
けんじょう
)
の礼を取って、敢えて、
驕傲
(
きょごう
)
に出るふうなどは毛頭もない。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
勝平は、
先刻
(
さっき
)
から全力を尽くして、瑠璃子の
歓心
(
かんしん
)
を買おうとしていた。彼は、急に思い出したように
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
喜んでくれないまでもふくれ
面
(
つら
)
をすることだけはなかった。で、私はそれから一、二ヵ月はこの手段で祖母の
歓心
(
かんしん
)
を買っていた。だが、無論内心ではすこぶる不安であった。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
が、その日、会見の第一印象に、秀吉がいかに信雄の
歓心
(
かんしん
)
をつなぐのに、甘いことばをもってしたかは、想像に余りがある。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
われから初花の茶入れなどを贈って、その
歓心
(
かんしん
)
を試みているなども、この人、ひと筋縄や二筋縄で測られる“下腹ぶくれ”でないことがわかる。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“歓心”の意味
《名詞》
喜び、嬉しいと思う心。
(出典:Wiktionary)
歓
常用漢字
中学
部首:⽋
15画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“歓”で始まる語句
歓
歓喜
歓楽
歓迎
歓呼
歓待
歓声
歓語
歓迎会
歓喜天