橋弁慶はしべんけい)” の例文
と一晩の中に「橋弁慶はしべんけい」を上げてしまった。何ういう教え方をするのか知らないが、お師匠さんもお師匠さんならお弟子さんもお弟子さんだ。親友が落城すると、千吉君はもう一も二もなかった。
好人物 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
中で一番記憶に残っているのは細工飴さいくあめの店で、大きな瓢箪ひょうたん橋弁慶はしべんけいなぞを飴でこしらえて、買いに来たものはくじを引かせて、当ったものにそれをるというので、私などもよく買いに行ったものだが
梵雲庵漫録 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)