樹島きじま)” の例文
瑠璃色るりいろに澄んだ中空なかぞらの間から、竜が円い口を張開いたような、釣鐘の影のなかで、そっと、美麗なおんなの——人妻の——写真をた時に、樹島きじまは血が冷えるように悚然ぞっとした。……
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)