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樫鳥
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かしどり
ふりがな文庫
“
樫鳥
(
かしどり
)” の例文
もう、私はあなたのジエィン・エアぢやなくつて、
道化
(
だうけ
)
の着物を着たお猿か——借物の羽根をつけた、
樫鳥
(
かしどり
)
になつてしまひます。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
祈り
了
(
お
)
えた時、わらい声が風にゆれる高い葉の中に舞い上がった、それは眼に見えぬ鳥がそこにいて、
樫鳥
(
かしどり
)
のように嘲けり鳴いているかと思われた。
精
(新字新仮名)
/
フィオナ・マクラウド
(著)
われわれは、この映画を見ることによって、われわれ自身が森の樹間をかける
山鳩
(
やまばと
)
や
樫鳥
(
かしどり
)
になってしまうのである。
からすうりの花と蛾
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
樫鳥
(
かしどり
)
や、木つつきや、島じゅうを木づたい鳴きかわす鳥のなかでひよどりの声がことによく
谺
(
こだま
)
にひびく。なに鳥か大杉の梢で玉の
梭
(
ひ
)
を投げるように鳴く。
島守
(新字新仮名)
/
中勘助
(著)
樫鳥
(
かしどり
)
——のべつ黒装束で、見苦しい奴だ、黒つぐみって。
ぶどう畑のぶどう作り
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
▼ もっと見る
樫鳥
(
かしどり
)
や
山鳩
(
やまばと
)
や
山鴫
(
やましぎ
)
のような鳥類が目にも止まらぬような急速度で錯雑した樹枝の間を縫うて飛んで行くのに、決して一枚の木の葉にも翼を触れるような事はない、これは鳥の目の調節の速さと
からすうりの花と蛾
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
これは書物で読んだことだが、
樫鳥
(
かしどり
)
や
山鳩
(
やまばと
)
や
山鴫
(
やましぎ
)
のような鳥類が目にも止まらぬような急速度で錯雑した樹枝の間を縫うて飛んで行くのに、決して一枚の木の葉にも翼を触れるような事はない。
烏瓜の花と蛾
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
樫
漢検準1級
部首:⽊
15画
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
“樫”で始まる語句
樫
樫材
樫井
樫柄
樫棒
樫扉
樫原
樫谷
樫木万右衛門
樫垣