“権式”の読み方と例文
旧字:權式
読み方割合
けんしき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、俺たちの為すところは、退しりぞいて見ると、如法にょほうこれ下女下男の所為しょいだ。あめしたに何と烏ともあらうものが、大分権式けんしきを落すわけだな。
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
これで一城の守将かとおかしくなるほど、余りに権式けんしき張らなさ過ぎる。殊に、半兵衛に対しては、自分の愚も無学もまる裸にして見せた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
真実な人で、女房をおれんと云って三十八に成ります、家主いえぬし内儀かみさんは随分権式けんしきぶったものでございますが至って気さくなお喋りのお内儀さんで
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)