たかどの)” の例文
新字:
忠「其の書物はあきらかのたかどのいえなにみんの樓英の著わした医学綱目という書物がある」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
樓上の木欄おばしまに干したる敷布、襦袢はだぎなどまだ取入れぬ人家、頬髭長き猶太ユダヤ教徒の翁が戸前に佇みたる居酒屋、一つのはしごは直ちにたかどのに達し、他の梯はあなぐら住まひの鍛冶が家に通じたる貸家などに向ひて
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
忠「医者の字は読めぬね、なんですえ、あきらかのたかどのはなぶさの」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)