“棗商人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なつめあきんど50.0%
なつめあきゅうど50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次第に威猛高いたけだかとなっていた。——と、彼方の松林の蔭から、さっきの棗商人なつめあきんどの連中が、どやどやと馳けよってきた。そして口々に
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かの七人の棗商人なつめあきんどは、そも何者の化身けしんだったのか。もう、ここで説くまでもあるまいが、一応いっておくなれば、それなん別人に非ずである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
黄泥岡こうでいこうに出没したと聞く七人の棗商人なつめあきゅうど、一人の酒売り、また梁家りょうけの裏切り者、青面獣楊志ようし。それらの悪徒を、一人のこらず、十日以内に、からって、東京とうけい押送おうそうせいとの厳達でおざるぞ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)