“棋盤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きばん50.0%
ごばん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
棋盤きばんの上での戯れによく使われるが、おこりはやはり兵学上の語だろうと思う。聖賢の語は、こう率直でない。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この一便こそ、秀吉が清洲会議以後の受身と隠忍いんにんの、休息期を離れて、初めて天下の棋盤きばんへぱしっと一石打って出た、消極から積極への一転を予告するものだった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一番盛んに見える、この座敷の一群は、真中に据えた棋盤ごばんの周囲に形づくられている。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
男は独り棋盤ごばんに向ひて
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)