くき)” の例文
はしって往ってみたが、もう根も株も枯れていた。黄英は歎き悲しんで、そのくきをとって盆の中に入れ、それを持って居間に入って、毎日水をかけた。
黄英 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
これは杯状はいじょうをなした花托かたく(すなわち花のくき頂部ちょうぶ)であって、それが厚い肉部となっているのである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)