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梅酢
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うめず
ふりがな文庫
“
梅酢
(
うめず
)” の例文
……それから
既
(
すで
)
に生水をお飲みになった方は、急いで医師の診察をうけられるか、それともすぐ
梅酢
(
うめず
)
をちょこに二、三杯ずつ飲んで下さい……
空襲警報
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
鴉
(
からす
)
の群れは、急に
厚顔
(
あつか
)
ましく地上へ降りて来て、死骸へたかり、
梅酢
(
うめず
)
を浴びたようになって、驚喜の翼を
搏
(
う
)
っている。
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
梅酢
(
うめず
)
と
唐辛子
(
とうがらし
)
とを入れて漬ける
四斗樽
(
しとだる
)
もそこへ持ち運ばれた。色も
紅
(
あか
)
く新鮮な芋殻を樽のなかに並べて塩を振る手つきなぞは、お民も慣れたものだ。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「迷子札などは何時でも拵へられるよ。
眞鍮
(
しんちゆう
)
を
梅酢
(
うめず
)
に漬けて置けば、青錆も出るよ。あの錆具合が少し念入り過ぎるのを、俺が氣が付かずに居ると思ふか」
銭形平次捕物控:175 子守唄
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
梅酢
(
うめず
)
の樽へでも手を突っこんだように、
柄手
(
つかで
)
から肩半分まで、
朱
(
あけ
)
になると、城太郎の頭には、もう何もない。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“梅酢”の解説
梅酢(うめず)は、梅干しの製造工程で生じる副産物。梅を塩漬けしている時に出てくる汁のこと。
(出典:Wikipedia)
梅
常用漢字
小4
部首:⽊
10画
酢
常用漢字
中学
部首:⾣
12画
“梅酢”で始まる語句
梅酢湯
梅酢漬