“うめず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
梅酢71.4%
梅酸28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梅酢うめず唐辛子とうがらしとを入れて漬ける四斗樽しとだるもそこへ持ち運ばれた。色もあかく新鮮な芋殻を樽のなかに並べて塩を振る手つきなぞは、お民も慣れたものだ。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「迷子札などは何時でも拵へられるよ。眞鍮しんちゆう梅酢うめずに漬けて置けば、青錆も出るよ。あの錆具合が少し念入り過ぎるのを、俺が氣が付かずに居ると思ふか」
「どうやら毒らしいね。まず、吐かせなくちゃいけないが、梅酸うめずをドンブリかドビンに一パイぐらい持ってきてもらいたいね」
私はその三角に包んだ筍の皮が梅酸うめずの色に染まるのを樂みにして、よく吸ひました。