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桃割
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もゝわれ
ふりがな文庫
“
桃割
(
もゝわれ
)” の例文
友染
(
いうぜん
)
の着物に
白茶錦
(
しらちやにしき
)
の帯を
矢
(
や
)
の
字
(
じ
)
結
(
むす
)
びにして、まだ小い頃から
蝶々髷
(
てふ/\まげ
)
やら
桃割
(
もゝわれ
)
を
結
(
ゆ
)
つて、銀の
薄
(
すゝき
)
の
簪
(
かんざし
)
などを挿して
私の生ひ立ち
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
ぐるりとまはしてゆるく脇にて結ぶもの、これを
扱帯
(
しごき
)
といふなり。多くは
桃割
(
もゝわれ
)
、
唐人髷時代
(
たうじんまげじだい
)
に用ふ。
島田
(
しまだ
)
、
丸髷
(
まるまげ
)
は大抵帯留のみにて済ますなり、色は人々の
好
(
このみ
)
に因る。
当世女装一斑
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
ガーゼのマスクをした、
桃割
(
もゝわれ
)
に結ひたての娘が、蕎麦はまだやかましくて出来ないのだと云つた。こゝで出来るものはと尋ねると、紅茶と、
汁粉
(
しるこ
)
と、ソーダ水だけだと云つた。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
桃割
(
もゝわれ
)
に結つて、
小胯
(
こまた
)
で、しほらしく歩くやうな女が多かつた。
尾崎紅葉とその作品
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
桃
常用漢字
中学
部首:⽊
10画
割
常用漢字
小6
部首:⼑
12画
“桃割”で始まる語句
桃割髪