“桃割髪”の読み方と例文
読み方割合
ももわれ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
娘は真赤になって、嬌態しなを作り作り万平の前に来て、振袖を重ねた。いい匂のする桃割髪ももわれを下げた。
芝居狂冒険 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
別段、惚れているという訳ではないけれども、あの可愛い桃割髪ももわれの娘が弐千円のお金と一所に、あの凄者すごものらしい青年に見す見す引っさらわれて行くのを、黙って見ている訳にはドウしても行かなかった。
芝居狂冒険 (新字新仮名) / 夢野久作(著)