“根瘤”の読み方と例文
読み方割合
ねこぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むしろを巻いて、床下へ首を突っ込むと、日頃、開墾するうちに心がけて運んだ木の根瘤ねこぶだの、竹の根だのが、山をなすほどたくわえてある。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
採った木地類は漆器屋ぬしやに売り、同族結婚、姦通、自堕落、無道徳というのが普通だのに! もっともいい木目を目つけたり、またよい根瘤ねこぶを目つけたりすると、手製の小刀やのみなどで
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
すこし力を入れたかと、思うと、ふわりとちゅうへおよがせて冠桜かんむりざくら根瘤ねこぶのあたりへ、エエッ、ずでーんと気味きみよくたたきつけた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)