柳山やなぎやま)” の例文
彼は微笑してあざけるかの如き口吻こうふんで、由来伊勢には天火が多い、阿漕あこぎうらの入口に柳山やなぎやまと云う所がある、此処ここに石の五重の塔があって、このあたりから火の玉が発し、通行人を驚かす事は度々たびたびある
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)