“某村”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あるむら50.0%
なにがしむら50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしは飯田いいだ在の、某村あるむら何某なにそれがしの娘であるが、今から十三年前、ちょうど十六の七月に、近くの川へ洗濯に往っておって、のがれられない因縁から、そのまま山に入って仙人になったが
女仙 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
この松原中尉といふのは、小川家とは遠縁の親籍で、十里許りも隔つた某村なにがしむらの村長の次男である。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)