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板縁
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いたべり
ふりがな文庫
“
板縁
(
いたべり
)” の例文
最も普通の不思議は廻廊の
板縁
(
いたべり
)
の上に、偉大なる足跡を印して衆人に見せることである。或いは雪の朝に思いがけぬ社の
屋
(
おく
)
の上などにこれを見ることもあった。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
奈何
(
どんな
)
に丑松は『死』の恐しさを考へ乍ら、動揺する船橋の
板縁
(
いたべり
)
近く歩いて行つたらう。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
盥
(
たらい
)
に水を入れて
表
(
おもて
)
の口に出し、新しい草履を揃えて置くと、いつのまにかその草履も
板縁
(
いたべり
)
も、濡れているなどと噂せられた。この家のは娘でなくて、近く迎えた嫁女であった。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
板
常用漢字
小3
部首:⽊
8画
縁
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
“板”で始まる語句
板
板塀
板葺
板敷
板木
板囲
板片
板子
板橋
板庇