“板場”の読み方と例文
読み方割合
いたば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつて一人の板場いたばが病気になつたので、すけに来た若い男があつたが、お互ひに久保田万太郎の愛読者であることを発見して、二人して大いに彼の芸術を論じたことがある。
日本三文オペラ (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)
「はい、どのようなお好みの品でも即座に御意にそいますよう、江戸一といわれる橋善はしぜん板場いたばがあちらに控えておりまして、いかようにも御意をうかがうことになっております」
顎十郎捕物帳:16 菊香水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)