松蕈まつだけ)” の例文
新郎の母者人が「ドウカお吸物すいものを」との挨拶あいさつが無い前に、勝手に吸物すいものわんの蓋をとって、きすのムスビは残して松蕈まつだけとミツバばかり食った。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
松蕈まつだけおそく、紅葉には盛りにちと早いと云う明治四十三年の十一月中旬。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)