松丸太まつまるた)” の例文
小学校を出るとすぐ、多分その年の夏時分だったろう、祖母は裏の物置小屋の土間に松丸太まつまるたかなんかで床をつくり、その上に二、三枚の古畳ふるだたみを敷いて、それを私の部屋にあてがった。
なわけきれたか、すぐそばへ、火のをちらして落ちてきた一本の松丸太まつまるた
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)